「ソワレ」〜「べんがら」
地元、三重県松阪市の。同級生がやっていたレストラン「べんがら」が年内で閉店するという。

実家から徒歩1分という立地に40年以上(推測)営業していたお店です。以前は「ソワレ」という名前で、ウチの父親のジャズバンドが毎週土曜日にはセッションを演らせて頂いており。中学生だった僕も時折ステージに立たせて頂いたり。
その後、UB-TAPSとしてデビューすることになる前身のバンド「Splash」での初ステージもこちらでした。
その初ステージは忘れもしない。地元女子大のダンスパーティー、での演奏というあり得ないシチュエーション。
そこに高校生男子、RCのコピーバンドが登場、ということでお姉さん方にまあまあ盛り上がって頂いて。それが勘違い人生の始まりだったったような気もします。

「ソワレ」のマスターは父親ともとても仲が良く時折釣りなどにも出掛けていたようでした。僕もお店に行く度にとても可愛がって頂きました。「おー、来たかあ」というあのマスターのしわがれた声は今もはっきりと憶えています。
酒と煙草とジャズが満載のその土曜日は。ロックに目覚めたばかりの高校生にはあまりに大人な空間でした。

その後その「ソワレ」は和風レストラン「べんがら」と名前を変えて改装し。時を経てマスターのご子息だった僕の中高の同級生が継ぐことになります。その同級生は、まあそこそこの不良少年でしたが(笑)もう1人、既に事故で亡くなってしまった友人と3人でしょっちゅうつるんでいる仲間でした。
その同級生が。はて、その後何年ほど切り盛りしたのでしょうか。記憶を辿ると20年以上は店主として営業して来たんじゃないかと思います。
「まさかあいつが」と中学時代の彼を知る人は思ったと思います。

数年に一度、帰郷して久し振りにその店に行っても。いつも忙しそうに働いている。そしてあの笑顔で「帰ってきたんや。いつまでおるん。」と声をかけてくる。

僕はとにかく三種の豆腐でんがく、というのがめちゃめちゃ好きで。あまりに美味くて。行く度に注文していた。

たくさんの想い出が詰まったお店が無くなってしまうのはそれそれははあまりに寂しいのだけれど。まあ時代も移り変わり、その同級生もマスターとしてずいぶんその店での時間を長く過ごして来た。もし何か、新しい人生に踏み出したのだとしたら、それはそれで嬉しいことだ。

年内か。急に言うなよなあ。行けないじゃないか。
無理やり行くか。ちょっと悩もう。
| WORKS | 馬場一嘉 | 00:51 | comments (x) | trackback (x) |

  
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