訃報が続きますね・・。
相変わらず、清志郎さんがいなくなったことに。


実感みたいなものはまるで湧かないわけなのですが。





僕の、音楽の歴史の中に。

パンク、はやはりものすごく大きな位置を占めていて。




まあ、中学生当時、清志郎さんが髪を逆立てていたのを見て。

なんだ、これは、と。



そこらへんからセックス・ピストルズやクラッシュ、ジャムやダムド、といったイギリスのバンドに惹かれていき。
ここらへんはリアルタイムではなく、後追いですが。


同時期に初期のU2やエコー&ザ・バニーメン、ザ・スミス、ポリス、や何かにも大きな影響を受けていき。



そして、パンクはもういいかな、なんて思い始めていた頃に、日本のインディーズムーブメントが起こり。


ラフィン・ノーズやコブラ、有頂天あたりを聴くようになり。

イギリスではトイ・ドールズなんかも大好きになり。





バンドを辞めて、一人で音楽の仕事をしよう、と思い始めた頃。

パンクはもういいわな、なんて再び思っていた頃に。



衝撃を受けたのが、ハイ・スタンダード。



いわゆる、昔ながらの王道のサウンドなのに、メロディが良いってことでこんなに勝負出来るのか、と。






そして、ミッシェル・ガン・エレファント。

今度は、メロディはとことんシンプルで、これまた特に目新しいことを何一つやってるわけじゃないのに。

リフのかっこよさと構成の組み合わせ、そして演奏のスリリングさ。




そして声。


これだけでこんなにすごいことになるのか、とひっくり返り。



当時、奇跡のバンドだ、と思いました。




生でステージを観る機会はなかったけれど。

あちこちで映像を観るたび、バンドってこんなにカッコ良いんだ、

まだまだバンドというものにはいろんな可能性があるんだ、とあらためて思いました。






アベフトシさんの、早すぎる死は本当に悔やまれます。

あのカッティングをまた、どこかのバンドで聴ける日をとても楽しみにしていました。





何故、パンクについてあれこれ語ったかというと。




川村カオリさん。


お会いしたことは無いし、正直彼女がやっていた音楽そのものにはあまり触れる機会も無く。





でも、その佇まいや活動、コラボレーションの仕方などは常に興味深く見ていて。

まだまだ売れる前の、ブランキーやミッシェルなんかとイベントを打ったり。
ブランドを立ち上げたり。

そのいろんな活動を遠くから眺めているような感じだった。





同世代、そしてたぶん、通ってきた音楽が似ている気がしていて。


とても、シンパシーを感じるアーティストの1人でした。






アベさん、川村さんのご冥福を心よりお祈り致します。




























| WORKS | 馬場一嘉 | 22:44 | comments (2) | trackback (x) |
それにしても。
毎日、暑いですね。



ここ数日、アーティストさんがウチに来て唄入れをする、という日々だったのですが。




ウチの作業場にはボーカルブースがありません。

よく、スタジオの写真などで見かけるかと思います。
マイクやヘッドフォンのモニターシステムが置いてあって、ボーカリストがそこへ入って唄う、小部屋のことですが。




ボーカリストと僕が、2人でヘッドフォンをして唄入れをする、ということになります。




そして、午後は西日が直撃の部屋なので、この時期めちゃめちゃ暑いです。

エアコンは必須です。



しかしながら、感度の良いコンデンサーマイク等で唄を録る際は、どうしてもエアコンのゴーッという音が入ってしまいます。



なので、エアコンを切って、窓も閉め切って。



なかなか過酷な唄入れです。





1曲録っては、エアコンを付けたり、別の部屋で涼んだり。







しかしながら。



そのせい、というわけではないと思いますが。






「早く終わらせたい」という想いからか。


スピーディーに良いテイクが録れたりもします。





悪いことばかりではありません。






夏場のこの時期、BABIちゃん家はキツイな、などとおっしゃらずに。

お仕事のご依頼もお待ちしております。





・・さて。

7月は。馬場俊英さんのアコースティックライブで福岡、仙台、札幌。

そして恒例のイベント、トルバドールナイトで大阪なんばHATCHと。



ご一緒させて頂いて参りました。




ちょっとひさびさの、Pf.渡辺剛さんと馬場さんと、僕の3人編成。

もちろん、バンド編成も最高に楽しいですが、この編成はやっぱりイイです。





懐かしの福岡イムズホール。

1時間ほどの短いステージでしたが、ひさびさの3人編成での本番。


いざステージに立ってみると、この編成ならではの、いろんな感覚を身体が憶えていることに気付きます。




馬場さんの唄、ギターに対する距離感や温度感。ナベさんのピアノとのバランスの取り方。

ライブハウスで無いとちょっと味わえない、音楽の産まれる瞬間。
3人のセッション。




仙台では「retro BackPage」という、とても良い感じのお洒落なバーのライブスペースで。


なんともアットホームな、良い雰囲気の中。
おっとりとライブは進み。


ラストの「ボーイズ・オン・ザ・ラン」ではごく自然に総立ちに。
曲が始まると、みんな一斉に笑顔が弾けて、手拍子が起こり。

気持ちが一体になって総立ちになる。

ああいう感じは久しぶりに味わいました。ライブはこうでないと、ね。





札幌はなんと。

時計台の中でのライブ。


やっぱり、なんとも言えない雰囲気がありますね。
音響的にも、独特の響きがいっぱいあるスペースで。



でも決して演りにくいわけではなく。
札幌時計台ならではの、その街の歴史の響きをも味方に付けてプレイ出来る感じ。


PAの方も地元の方で、ここの音響を知り尽くしている感じでとても演りやすかった。




本番でちょっとしたトラブルはありましたが、そこは百戦錬磨の馬場さんの機転で。

逆に、客席との距離が縮まって良いライブの雰囲気になりました。





そして大阪トルバドールナイト@なんばHATCH。

この日は、なんとサックスに山本公樹さん。そして僕と、馬場さんという。



新たな試み。




いやあ面白かった。サックスは本当に威力がありますね。

アコギ2本、とサックスという編成は、生まれて初めてだった気がします。



ワライナキのだいちゃん、メンバーの皆さん。

鶴のみなさん、広沢くんたちにも再会出来て。



みんな、かっこよくて。
良い音楽ばかりが溢れている、素敵なイベントだなあと感じました。




そして一連の馬場さんのイベントが終了して。


僕は浅岡雄也チームに合流。



那須でのファンクラブイベントに参加して来ました。



その話は、次回へ続く。




皆様、身体にお気をつけて!








| WORKS | 馬場一嘉 | 17:38 | comments (2) | trackback (x) |
岩崎宏美LIVE2009〜Thanks〜@埼玉パストラルかぞ
マイケル・ジャクソンの訃報から、早くも1ヶ月近くが経とうとしている。



僕は、特に熱狂的なファンだったわけではなく。
どちらか、というとここ十数年でモータウンを遡っていろいろ聴いて、あらためてジャクソン5のファンになったクチである。




それでもマイケルのアルバムは、80年代のものはやはりリアルタイムでひととおり聴いている。



マイケルのサウンドは、それこそ中学生くらいの時からいつでも僕らのそばにあって。

いろんな楽曲のアレンジやメロディーは、身体のあちこちに染み付いている。




彼のコンサートを一度も観ることが出来なかったのが、今となっては相当の心残りです。





さて、宏美さんですが。

もうずっと長い間、相当気合いの入ったモータウンファン、中でも特にマイケルのファンであることを公言されていて。



それも、そんじょそこらのファンとは年季が違う、筋金入りのファンであることはブログを見ても
明らかです。






ちなみに、宏美さんの自宅スタジオには。

若かりし頃のスティービー・ワンダーと談笑している写真が飾られています。






日本の歌謡曲界が、洋楽のエッセンスをもの凄い勢いで吸収しながら取り入れ、進化していた時代を。




リアルタイムで生きて来た方ですから。






今でも、お話とかをさせて頂いていると感じることがよくあります。


若輩者が失礼な言い方をしてしまいますが。





ものすごい、勉強量です。

それも、いろんな音楽が大好きで。



本当にいろんな音楽を、吸収して吸収して。





岩崎宏美、と言えば誰もが。


「唄が上手い」というキーワードで語られることがなにかと多いですが。





気が遠くなるほどの、膨大なディスコグラフィーを眺めてみても。


大・大先輩の作、編曲家の先生方が。

洋楽へのオマージュに果敢に取り組んだ数多くの作品に、正面から「歌唱」で向き合って来たシンガーです。



時代の空気や温度、そしてサウンドやメロディーを自分のものにしてきた感覚と勉強量は、僕らの想像にも及ばないものだと思います。





ロックだ、ジャズだ、ハウスだ、オルタネィティブだ、アンビエントだ、なんだと。

語ることが、恥ずかしくなってくるような。




確かな、音楽家として、あの場所に立ってらっしゃる方です。







さて。5/20にリリースされたアルバム「Thanks」を引っさげてのツアーも3本目。

今回、パストラルかぞでは、そんな宏美さんの、マイケルへの追悼もあり。



「BEN」(ベンのテーマ、ですね。名曲中の名曲です)のカバーが、特別に演奏されました。






宏美さんのコンサートは毎回、さまざまな時代の楽曲が演奏されます。

それらの楽曲には全て、その制作に携わったいろんな方の想いが詰まっています。





そして宏美さんが、唄というものに向き合って来た歴史、時代背景や、いろんなものがその楽曲の中に反映されています。






そして僕ら演奏者も、その想いに最大の敬意を表しながら。

リアルタイムならではの、自分の演奏をしていきます。







9月から、またいろんな土地へのツアーに出ます。




どこかのコンサートでお会い出来ることがあったら。

宏美さんのコンサートは、そんな風に創られているので。



ぜひ、楽しみにご覧になって下さい。













| WORKS | 馬場一嘉 | 22:20 | comments (2) | trackback (x) |
さてさて!〜馬場俊英ツアーファイナル@大阪城野音編






ついにファイナル編です。つたないレポでございましたが。

読んで頂いている方、コメントくださってる方、ありがとうございます。




寝苦しい夜の、ちょっとしたお供にでもなれば幸いです(笑)






さてご覧の通り。



これでもか、というくらい晴れました。






日比谷の大変さとはまた違う、暑さとの戦い。



「ここまで晴れなくても、ねぇw」と。

スタッフ皆、口々に言うものの、やはり嬉しそうな。



皆さん、汗だくでセッティング。

そして灼熱のリハーサル。





野外で、カンカン照りの中、サウンドチェックとなると、ついつい「チャイナ・グローブ」とかを弾いてしまうのは僕だけでしょうか。



大音量でアンプを鳴らした時の、ああいうパワーコードのリフってやっぱり偉大だなぁ、と思う瞬間。








さておき。


ひさびさの大阪城野音。

イベント以外では、僕は初めてかな。たぶん。



楽しい場所ですね、やはり。

日比谷とは、似てるようで全然違う空気感があります。



バックステージでは、テントにホットミールが用意されており。

スタッフも皆、文字通り同じ釜の飯を食べる、的な。



これもまた、なんとなく、盛り上がります。








泣いても笑っても最終日。ツアーファイナル。

このメンバーでの、2回目のツアー。


ごっくんとのツインも、ますます良い感じに息が合ってきて。

ドラムの嶋田さんとも、今回はずいぶん飲む機会が多くて。

いろんな話が出来ました。




それぞれ、いろんな経歴や経験を持つ、いろんなミュージシャンがひとつのステージの上で演奏する。

馬場俊英の楽曲にそれぞれが向き合って、自分の人生を音に乗せて。

ひとつのステージを創っているんだなぁ。



嶋田さんの音を聴いていると、そんなことをよく思います。






さて本番。快晴の野音にぴったりの「ブルーバード〜僕は夢の影のように」のイントロで幕を開けます。


続く、僕も大好きな曲「君はレースの途中のランナー」では。

「ゴミの匂いがするー」のところで僕とごっくんも一緒に客席を指差そう(笑)ということにいつしかなり。



あの瞬間、ギターチームの音が、若干音が薄くなってたかもしれません(笑)。




新曲「青い風の招待状」この曲は、今回じつは僕にとってはかなりの鬼門でした。

なんだか、とてつもなくツインリードのフレーズが難しく。
万全に練習はしたつもりなのですが、ポロっと音を外してしまう箇所もありました・・。


これを数回のリハで完璧に弾きこなしていた、設楽くんは、やっぱ上手いなぁ、と。

スケジュールの都合で参加出来なかった2公演、設楽くんがとても頑張って盛り上げてくれました。
タラちゃん、本当にありがとう!





「いつか君に追い風が」今回のツアーでは、この曲が特に化けたんじゃないかな、と感じた1曲でした。

演奏すればするほど、深みが増してくるというか。

キラキラしたシンセなどのシーケンス素材と、骨太な生のバンドグルーブが。
回を重ねる毎に一体化していく感じが、とても心地良かった。



「花火」
符点8分のディレイ(いわゆるU2のエッジが世に広めた奏法ですね)にある意味こだわって、フレーズを組み立てました。
この曲の歌詞の世界、描かれている風景やイメージがより広がればいいな、と思い毎回プレイしていました。

この曲も大好きです。






・・・この調子で行くと、全曲書くことになってしまいそうなので(笑)ここらへんで自重しますが。




僕がずっと、いつ演奏出来るかなぁと楽しみにしていて。

今回のツアーで、ついにメニューに加わったのが「人生という名の列車」という曲でした。


大好きな方も多いでしょう。
僕ももう、リハから楽しくてしょうがなくて。


本番は、どの会場もすごい盛り上がりでしたね。





「ファイティングポーズの詩」は、何本ものエレキギターで構築されたCDの世界を再現するのが難しく。

ごっくんと何度も音色のやりとりやフレーズの住み分けを探りました。






ニューアルバムからの「明日の旅人」も、何度も試行錯誤を重ねた曲でした。

当初、リハでは比較的オリジナルに忠実に演奏していたのですが。


今回のツアーでは、よりシンプルに、唄を聴かせる方向にシフトして。



これもやはり、回数を重ねるごとに曲が育っていく感覚があって。

この日の大阪城野音でのテイク、最高でしたね。


予定では、もっと良い感じに夕暮れになってる想定だったと思うんですが(笑)


あまりの晴天で、陽がまったく落ちなかったという(笑)








・・・とにかく。おそらく関わった人たち全員が。

ものすごい充足感を感じた、と思います。



この日の、大阪城野音にて「馬場俊英 LIVE TOUR 2009〜ファイティングポーズの詩」。


終了。









そして盛大な打ち上げがありました。


この日は、ちょっと忘れることが出来ない、






感動的な打ち上げになりました。




これは、詳しくは、書きたいけど書きません(笑)
この感動は、僕らのところで止めとくほうが良いってもんですよね(笑)







とにかく。良いツアーでした。



観に来てくれていたお客さん、関係者の皆さん、そしてメンバー、スタッフの皆さん、そして馬場さん。




皆さん、本当にありがとうございました!

なんだか本当にいろんなものを頂きました。




またご一緒出来る日を楽しみにしています。









| WORKS | 馬場一嘉 | 16:17 | comments (12) | trackback (x) |
さて!馬場俊英「LIVE TOUR 2009〜ファイティングポーズの詩」終了!〜京都編
かなり強力な晴れ男、という噂の馬場さんには珍しく。

雨が降ってしまった先日の日比谷野音でしたが。






大阪城野音はどうかいな、と。
イマイチな天気予報の情報にどきどきしながらも。




6/27、28と関西シリーズ2Days。
まずは京都の駅に降り立った我々。



快晴、とはいかないもののまずまずのお天気。


京都会館に到着し、若干リハーサルまで間を持て余した我々は。




すぐそばの、平安神宮にでも行きますか、と。連れ立ってお参り。







途中、露店で立ち止まる馬場さん。



なぜだか、忍者マスクなるものにご執心のご様子。







思い悩むこと数分。




結局、ゲット。


今回、京都公演でのみ開催された「ジャンケン大会」の賞品と相成りました。





馬場さんのライブでは比較的、恒例行事となっているらしいこのジャンケン大会。

僕は初めて、数千人のお客さんと本番中にリアルにジャンケンをする様子を見ました。




収拾付かなくなったりしないのかな・・と若干不安に思ったりしてたのですが。







なんのことはない、ごくごく平和に、びっくりするほどスムーズに。






勝者、ケテーイ。


賞品も、無事2階席のとあるお客さんの元に届けられ。




「忍者でピース」は無事、敢行されたのでしょうか。






そんな、京都オンリーのサプライズもあり。


ほど近い京都会館で「鴨川」を演奏する、という、なにげに感慨深いシーンもあり。





今回のツアーでも、やはりこの曲は相当感動的でした。

ライブの流れ的には、あまり大きな抑揚を持たせない場所に敢えて配置されていた気もしますが。




強い曲ですね、やはり。

涙ぐむ、客席の様子がわかったりします。







そして後半はもう、これ無しでは皆満足出来ない!的な扱いになってしまった、


「ドウラク」でのバンマス渡辺さんのオルガン担ぎ。



予定調和になることなく(笑)



さまざまな担ぎ方で、我々を魅了(爆笑)させてくれます。






そんなこんなで、絶好調の盛り上がりを見せつつ、京都公演終了!




残すところ、ファイナルの大阪城野音のみ!となりました。









打ち上げではとても美味しい、和食のお店に連れて行って頂き。

まだまだ飲み足りないバンドメンバー有志は、夜の街へ。






以下省略。



大阪編へと続きます。








のろのろの更新でスミマセン。











| WORKS | 馬場一嘉 | 23:43 | comments (6) | trackback (x) |

  
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