馬場俊英「ME AND MY STORY」ツアーに寄せて。
さて。9/19、馬場俊英日比谷野音での公演を終えて。

まあこの日の野音は20周年の締めくくり、ということで。
伊勢正三さんや佐藤竹善さん、斎藤誠さんら豪華なゲストを迎え、バンドもSAXの渡辺ファイヤーさんやKey.の渡辺剛さんなど、かつての馬場さんのライブを支えて来たメンバーも集結し。

馬場さんの20周年を盛大に締めくくる形で終了した。



ただまあ時期的に、また個人的にも機材に関するいろんなことがあって。
その直前まで全国で繰り広げられていたアコースティックツアー「ME AND MY STORY」からの流れが大きかったので。

今日はそのあたりについてちょっと書いてみたいと思います。


何よりまずはですね。

今年の3月くらいの話なんですが、ここ10数年、ずっといろんなステージを共にして来たアコースティックギター「Taylor 714ce」がですね。
ボデイ割れを起こしまして。

ある日、いつものようにヤツを抱えて現場に行って。それは池尻で定期的に開催されている、黒田倫弘くんのアコースティックライブの本番の日でした。
リハーサルの前にさて、とケースを開けると。
まさかの光景が広がりました。

いわゆる、トップの部分ですね。ボディ側の、抱えた時の右手の肘が当たる辺り。
が、完全にひび割れ、というよりばっくりと割れており。そこからボディの最後尾の接合部分までが剥がれてしまうような、無惨な形で割れておりました。

落としたり、ぶつけたりした記憶は無いし、とはいえまあずいぶんハードに長く使って来たので。
おそらく経年劣化によるもの、だったのではないか、と思うのですが。

その様を、写真に残しておけば良かった、と今になって思ってはいるのですが。
あまりのショックと、今日のライブはどうするんだ、という状況に、写真などを撮る精神的余裕も無く。
僕は他のギターを取りに慌てて家に戻りました。

そして、その日のライブは違う、MARTINのGPCを使って(これはこれでとても気に入っています)演奏しました。


後日僕は、そのテイラーを管理して下さっている細沢さんに、修理を施して頂くべく連絡をして。
しばしのお別れ、フレット等もだいぶ減って来ていたのでそこらへん、あと電気系統のチェックも含め全て委ねる形でお預けしました。


で、その直後に馬場さんのアコースティック・ツアー「ME AND MY STORY」のリハが始まったわけです。

そもそも、そのテイラーもずいぶん長く使って来たので。少し、違う楽器も試してみたいなと思っていたところもありました。
よし、じゃあ何か1本買おう、とあれこれ探し始め。気になったのが「Breedlove」でした。
この動画を観て「良い音だな」と思い、時間を見つけてはあちこちの楽器屋さんに試奏に行きました。

そして巡り会ったこの1本。


ルックスも音色も、とても気に入り。連れて帰ることにしました。

そして、しばらくいろんな現場で鳴らし始めました。購入時はLR Baggsのピエゾピックアップが載っており。
それはそれで、なかなか気に入っていたのですが。

とある日、馬場さんのリハに初めて持って行った時。

2人で音を鳴らした時に。「あらっ」という感覚を感じてしまいました。
何と言うか、簡単には言えないのですが「音が似ている」のです。

ピエゾピックアップには独特の響きがあり、それがいろんな環境で扱いやすい、ハウリングなどにも強い、という最大の特徴、利点なのです。

がしかし、扱いやすい反面、アコースティックギターが持つボディの鳴り、響きなどが再生されにくい、という面も併せ持ちます。

この日から僕の試行錯誤が始まりました。
まずは、ステージ上にモニターとしてアコギ用のアンプを用意しました。ラインだけでは物足りない、という部分、空気感を補助しようと。
これはステージ上の聴感としては有効ですが、自分的に気持ち良くてもライン直の音には変化はありません。

そんな時、本当偶然にYAMAHAのアコースティックギターの開発部門の方と知り合う機会がありました。
奇遇にも「Breedlove」もYAMAHAが代理店として携わっています。

そのチームの方々が僕の相談にものすごく親身になって助けて下さいました。

「Breedlove」にYAMAHAが開発しているピックアップを載せる、という方法を提案してくださり、デモ機として1台準備して貸し出して下さいました。

それがこれ。


ブリッジの所に3カ所、高域、中域、低域と3つのマイクが付いています。それらをバランスを取ってミックス出来るようになっています。

素晴らしいですよ。

YAMAHAの工房にもお邪魔させて頂き、いろいろと意見も聞いて頂きました。



長くなってしまったので、次回に続く、としますw
| WORKS | 馬場一嘉 | 11:32 | comments (x) | trackback (x) |

  
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